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ただキリストの愛を伝えるように…と。

ただキリストの愛を伝えるように…
正確には、キリストの愛を伝えたくて。とでも言ったら良いだろうか。

私は、私以上に主がどれほどサンディエゴにいる日本人のために主の愛を伝えたいと願っているか、それをいつも思わされる。
サンディエゴに遣わされるまでの、これまでの15年間、私は何度も渡米することを諦めました。
しかしその都度、『あなたが辞めてもわたしは辞めることはできない。わたしの愛を必要としている人々がいるからだ。』と、主は私の心に語りかけて下さいました。

"天の御国は、旅に出るにあたり、自分のしもべたちを呼んで財産を預ける人のようです。彼はそれぞれその能力に応じて、一人には五タラント、一人には二タラント、もう一人には一タラントを渡して旅に出かけた。するとすぐに、
五タラント預かった者は出て行って、それで商売をし、ほかに五タラントをもうけた。同じように、二タラント預かった者もほかに二タラントをもうけた。
一方、一タラント預かった者は出て行って地面に穴を掘り、主人の金を隠した。
さて、かなり時がたってから、しもべたちの主人が帰って来て彼らと清算をした。
すると、五タラント預かった者が進み出て、もう五タラントを差し出して言った。『ご主人様。私に五タラント預けてくださいましたが、ご覧ください、私はほかに五タラントをもうけました。』
主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』
二タラントの者も進み出て言った。『ご主人様。私に二タラント預けてくださいましたが、ご覧ください、ほかに二タラントをもうけました。』
主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』
一タラント預かっていた者も進み出て言った。『ご主人様。あなた様は蒔かなかったところから刈り取り、散らさなかったところからかき集める、厳しい方だと分かっていました。
それで私は怖くなり、出て行って、あなた様の一タラントを地の中に隠しておきました。ご覧ください、これがあなた様の物です。』
しかし、主人は彼に答えた。『悪い、怠け者のしもべだ。私が蒔かなかったところから刈り取り、散らさなかったところからかき集めると分かっていたというのか。
それなら、おまえは私の金を銀行に預けておくべきだった。そうすれば、私が帰って来たとき、私の物を利息とともに返してもらえたのに。
だから、そのタラントを彼から取り上げて、十タラント持っている者に与えよ。
だれでも持っている者は与えられてもっと豊かになり、持っていない者は持っている物までも取り上げられるのだ。
この役に立たないしもべは外の暗闇に追い出せ。そこで泣いて歯ぎしりするのだ。』
人の子は、その栄光を帯びてすべての御使いたちを伴って来るとき、その栄光の座に着きます。そして、すべての国の人々が御前に集められます。人の子は、羊飼いが羊をやぎからより分けるように彼らをより分け、羊を自分の右に、やぎを左に置きます。それから王は右にいる者たちに言います。『さあ、わたしの父に祝福された人たち。世界の基が据えられたときから、あなたがたのために備えられていた御国を受け継ぎなさい。あなたがたはわたしが空腹であったときに食べ物を与え、渇いていたときに飲ませ、旅人であったときに宿を貸し、わたしが裸のときに服を着せ、病気をしたときに見舞い、牢にいたときに訪ねてくれたからです。』
すると、その正しい人たちは答えます。『主よ。いつ私たちはあなたが空腹なのを見て食べさせ、渇いているのを見て飲ませて差し上げたでしょうか。
いつ、旅人であるのを見て宿を貸し、裸なのを見て着せて差し上げたでしょうか。
いつ私たちは、あなたが病気をしたり牢におられたりするのを見て、お訪ねしたでしょうか。』
すると、王は彼らに答えます。『まことに、あなたがたに言います。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。』"  マタイの福音書 25章 14〜40節

これまでの15年間のいつ、いったいどこに正式なビザを得て、渡米出来るチャンスがあったのだろうか?
あるときは脚を伸ばして寝れる場所(家)さえなく、台風と大雨の中、片道20kmの職場へ自転車で通勤しているとき、渡米は疎か、家族を養うということさえもできないような現状に、天を仰ぎ、止めどなく涙が流れてきました。
そして主に向かって心から叫びました。
「主よ!いったいこの状況からどうやってサンディエゴに行けるというのですか!?もしこの召しがあなたから出ていないならば、すぐに取り去って下さい!
私はもう十分です!諦めます!主よ取り去って下さい!!…」と。

それから数年後、私は今、サンディエゴに居ます。
なんということでしょうか!!
主の御名を心から誉め讃え、賛美致します!!

それでもある人々は言うのです。
「そんな物価の高いところに行く必要はない」、「この宣教師は本当に宣教師なのか疑問に思う」などと…。

さて、こうした様々なところを通らされて遣わされたサンディエゴですが、
周りを見ればとんでもなく大変な苦労をしている日本人が多く居るではありませんか!
ある日本人女性は、アメリカ人と結婚をして子供が三人与えられました。
しかしご主人には浮気や様々な問題あり、言葉が通じず、右も左も分からない中、また親戚も友人もいない中、そして時には激しい人種差別を受けながら、アメリカ社会で三人の子ども達を女手一つで育てた方が居ます。
驚いたのは、この元ご主人は、浮気相手から愛想尽かされると再びこの方のところに戻ってくるというのです。そんなことが3度もありました。
2度の離婚、3度の結婚。身も心もボロボロです。

彼女を支えたのはなんだったでしょうか。
それがキリストの愛です。
主だけは彼女を見放さず、いつもともにおられました。
キリストだけが…です!

人知れずひっそりと召されたある日本人女性の聖書。 日本語の聖書には英語表記のタグが付けられていました。日米の両国で生きるということの難しさの中で、御言葉を握りしめて必死に主にすがる人々の姿があります。それは想像を超える困難な道が多かったのです。

私は、苦しみ、悩む方々に、なんとしてもキリストの愛を伝えたいのです。
『あなたが辞めてもわたしは辞めることはできない。わたしの愛を必要としている人々がいるからだ。』と、主はその愛の大きさを、これでもか!これでもか!!と、私に教えて下さっています。
宣教することを諦めずに主に従うことで、神の愛の深さの一端でも知れるとは、なんという恵みでしょうか!

愛する皆様、たとえ自分自身はちっぽけだと思っても、キリストの愛を必要としている人のために、決してタラントを土の中に隠すのではなく、宣教という深みへ漕ぎ出してみてください。その時、キリストの愛はますます私たちの中に溢れるのです。
主の祝福が皆様の上に豊かにありますように!!

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